ドキュメンタリー映画「馬ありて」
を見ました。
シアターイメージフォーラム
という渋谷の小さな映画館で
上映されていましたが
私が観た日は上映後に
トークイベントがあり
監督のお話が聞けました。
監督の笹谷遼平氏は2013年に
北海道のばんえい競馬を皮切りに
「映画になるものとは何だろう?」
と自問しながら足かけ5年の歳月をかけて
人と馬との暮らしを撮影したそうです。
撮影の旅路は、北は北海道帯広市から
南はトカラ馬がいる鹿児島トカラ列島宝島まで。
全ての地が映画に収録されている
わけではありませんが、
日本を横断して馬を撮影するうちに
「この列島の古層の記憶、そして命を撮りたい」
と考えるようになったそうです。
映画には人と馬とが織りなす
時に厳しい側面も記録されています。
馬はいまでこそ競馬や乗馬といった
レジャーのイメージがありますが、
スクリーンに映し出される様子には
生き物の命の重さと常に隣り合わせた
両者の関わりがありました。
馬は昔、農作業や山仕事の担い手として
人間の暮らしにとって大切な存在でした。
獣医療も然りで、昔の獣医大学では
犬猫などのペットではなく
「馬牛羊豚(ばぎゅうようとん)医療の
教育に力が注がれていた」と知り合いの
獣医師が話していたことを思い出します。
トラクターなどの農業機械がなかった頃は
開墾も木材を山から運び出すのも
馬の労働があってこそ。
馬がいかに大切な存在だったかが想像できます。
機械技術が進歩して
馬を世話してエサをやり
健康管理を行うよりも、
機械にガソリンを注ぐことを
私たちは選びました。
その結果、労働力としての馬は
需要がなくなり、レジャー産業か
食肉としての馬がほぼ全てとなりました。
いまは宮崎県の御崎馬を除いて
繁殖のコントロールは人間が行っています。
つまりその命の責任は人間にあると
言っても過言ではないでしょう。
映像には帯広に唯一残る
ばんえい競馬の現状から
オシラサマで知られる
遠野の民間信仰や
馬と一つ屋根の下で暮らす
曲り家の暮らしも記録されており、
人と馬との表面的な記録ではなく
馬に依存し、馬と生存してきた
背景や文化が伝えられています。
若い頃、乗馬をきっかけに
牧場での馬との暮らしを経験し
いまはボディートークやTタッチを通して
人と動物の癒しに関わる私にとって
この映画は違った側面から人と馬について
考えるヒントとなりました。
来年の2月には、大阪、京都、名古屋で
上映されるそうです。
お近くの方は是非!
群馬県にあるデイサービス
「スマイルひまわり」さんにて
定期的にアロマワークショップを
開催させていただいてます。
今回はクリスマス間近ということで
クリスマスのイメージの石けんと
乾燥が気になるこれからの季節に
お役立ちの、アロマハンドクリームを
来所者のみなさんと作りました。
※写真アップの許可をいただいております。
まずはハンドクリーム作りから。
グリセリンをたっぷり入れたクリーム基材に
香り付けと効能のために
ラベンダー・アングスティフォリア精油を
入れてました。
ウッドスティックで丁寧に混ぜて……
みなさん真剣です。
クリームができあがったら、
次は手ごね石けんを作ります。
今回はクレイを入れてピンク色に♪
精油は、オリジナルのクリスマスブレンド。
オレンジ、シナモン、クローブを中心に
クリスマスらしい香りと
全体のバランスを考えて
あらかじめ配合しておきました。
これをたっぷりと入れてよくこねたら
お好きな形に成形していただきます。
みなさん、色々な形に仕上げてくださいました。
この成形作業はみなさんの個性が
表われて、見ている私も楽しくなります。
デザインを大事にされる方や
使い勝手を重視される方など
いろいろと工夫を凝らします。
できあがった石けんは、クリスマスまで
陰干しします。
作業が終わったら手を洗って
さっそくご自分でつくったクリームで
手の保湿ケアをしていただきました。
ご自分の作ったクリームだから
「勿体なくて使えない」
と、ちょっぴりだけつけていました(笑)
「石けんのいい香り♪」
「手がすべすべ~」
お向かいの方と手を握り合って
素敵な笑顔を見せてくださいました。
施設内にはみなさんの作品がたくさん飾られていました。
季節に合わせて毎月作っているそうですが、どれも丁寧に仕上げられていてとても綺麗です。
そしてナント、私が東京から来ると聞いて
私にも作ってくださったそうです!!
綺麗な小花の小さなピースが
丁寧に貼り合わせてあります。
美しく仕上がるように
配色を工夫しているのが伺えます。
嬉しいサプライズ!
帰宅して早速、メガネを入れてみました(*^^*)
定期的にお邪魔させていただいている
スマイルひまわりさん。
みなさんに、精油の香りに癒されながら
楽しく制作していただけたら……
と思いながら伺うのですが、
「まあ、遠くからありがとうございます」
「前にも来てくださいましたよね」
「気をつけて帰ってくださいね」
などとお優しい言葉をかけてくださって、
そのお気遣いに私の方がいつも癒される思いです。
みなさんが作った石けんは
クリスマス会の日にプレゼントと一緒に
お手元に届くそうです。
これから寒さが本格的になりますが
皆さんお元気でお過ごしくださいね。
メリー・クリスマス☆
先日のことになりますが
所用で浅草へ行きました。
用事は30分程で済むので
その後はドルチェと休日を過ごそうと
一緒にキャリーバッグで出かけました。
浅草は大好きな街のひとつで
出かけたら外せないのが
①蕎麦屋の『並木藪』
②豆かんの『梅村』
③隅田川の『水上バス』
今回はドルチェもいたので①②は次回のお楽しみ(笑)
さて、用事を済ませて隅田川へ。
川沿いが遊歩道がになっていますが
これが有名な『隅田川テラス』だそうです。
あとで知ったのですが、隅田川周辺の
情報を発信するサイトもありました。
https://www.tokyo-park.or.jp/mizube/
なんと隅田川両岸約47キロの内、
約28キロが水辺テラスとして
整備されているそうです。
この日は11月末でしたがとても暖かで、
浅草界隈のテラスも気持ちよかったです。
とはいうものの、しばらく外にいると
やはり暖がほしくなるこの季節(笑)
ひと休みしようと犬OKカフェを検索したら
なんと! 浅草にDOG DEPTがあるらしく……
iPhoneのマップを頼りに歩いて行くと、
和の街並みに囲まれるようにDOG DEPTが!
さすが浅草です。
1階はショップで、2階がカフェ。
カフェは隅田川に面していています。
運良く窓側の眺めのいい
ソファー席に座れました。
スカイツリーもすぐ目の前です。
「おやつちょうだい~♪」と
足元でくれくれビーム(笑)
カフェの店内にはクリスマスの
飾り付けがあって、わんちゃんの
撮影コーナーになっていました。
さてさて、カフェを出て次のお楽しみ
隅田川クルーズへ。
事前に調べたら、犬もバッグにスッポリ
入っていれば一緒に乗船OK♪
※浜離宮へは犬連れでは降りられません
私は浅草⇔浜離宮ルートがお気に入りですが
この日は日の出桟橋までの切符を買いました。
案内によると『ホタルナ』がおすすめとのこと。
この区間の乗船料は通常860円ですが
ホタルナは特別仕様なので1,200円。
せっかくなので一番人気(らしい)
ホタルナに乗ってみることにしました。
ホタルナをデザインしたのは漫画家、松本零士さん。
確かに従来の水上バスとは趣が異なって斬新です。
この日待合にはなぜか大人の男性ばかり。
松本零士さんファンではないと思いますが、
私も銀河鉄道999世代なので
もしやと思ったりして……(笑)
出港しました。
しばしドルチェはバッグインして
メッシュ越しに景色を眺めます。
ホタルナは未来型水上バスとのことですが……
たしかにちょっと宇宙船ぽい?
浅草⇔日の出桟橋間には13の橋が架かっています。
頭上スペースが結構狭く……
ぶつからないと分かっているのに
つい頭を低くしてしまいます(笑)
13橋を全て通過する頃
船員さんが何やら屋上で作業しています。
ホタルナには船上デッキがあって
乗船客が出られるように準備しているようです。
この船上デッキがホタルナの特徴のひとつで、
乗船料の違いでもあるようです。
「船上デッキに出られます」と案内が流れました。
初冬でしたが暖かい日でラッキーでした。
360度が見渡せてとてもよい眺めです。
季節を選べば最高に気持ちのいいクルーズが楽しめそうです。
東京湾に出ました。
もうすぐ日の出桟橋です。
お台場まで行く人達はこのまま乗船。
私たちはここで下船します。
浅草から45分。
船で過ごす時間は陸路とはまた違って
ずっと乗っていられそうな気がします。
水の力なのかも知れませんね。
45分間のクルーズもあっという間に
日の出桟橋に着きました。
次回は他の船にも乗ってみたいです。
久しぶりの隅田川クルーズ。
船内アナウンスがメーテルと鉄郎だったり
乗船場の建物がキレイになっていたり
すっかりお洒落に様変わりしていました。
乗船客の半数は外国の方だったので
東京オリンピックへ向けて
浅草だけでなく隅田川周辺も
更に注目スポットとなるかも知れませんね。