東京は日中、春のような暖かさでした。
急ぎの仕事もなかったので、散歩がてら久しぶりにドルチェと吉祥寺のスタバへ行きました。
テラス席は多くの人で賑わっていて、皆さん考えることは同じですね。
寒い日が続いていたので、心も体も縮こまっていましたが、今日の気温はまるで春がやってきたようで、厳しい状況の先には必ず喜ばしいことがやってくるのだなぁと、ふと思いました。
そう思ったのも、昨日参加したイベントのせいかもしれません。
昨日は、「がん治っちゃったよ、全員集合!」という催しに行っていました。
これは、メッセンジャーという雑誌を発行している杉浦貴之さんとお仲間が主催している、がんサバイバーのイベントで、今回で10回目で東京(関東)では初の開催でした。
北は北海道から、南は長崎まで、会場には400人近い人が集まっていて、その多くが辛く厳しい時期を乗り越えたがんサバイバーたちです。
このイベントは出演者のひとり、寺山心一翁さんとのご縁からつながったものですが、寺山さんご自身も腎臓がんの末期で余命いくばくもない状態から、自ら病院を出て自宅に戻り、誰にも教わらずにご自分の感覚で治癒に必要なことを手繰り寄せ、結果的にがんを克服し、以来30年以上再発せずに元気に過ごされています。
他にも多くのサバイバーから奇跡と称されるような話を聞くことができましたが、それは決して奇跡ではなく、がんもその他の病気も、治る力は己の中にあるのだと改めて思いました。
がんは進行すれば「死」がイメージされ、治療法も悪いものを取り除くか叩く「手術・放射線・抗がん剤」が標準になっています。
もちろんそれで治る人もいるので否定するわけではないのですが、病気の成り立ちを考えた場合、根本的な解決になっているのかと考えると、やはり疑問が残ります。
出演者のひとりで、がんの統合医療をご自身のクリニックで行っている消化器外科の船戸医師が、こう言っていました。
2人に1人ががんになると言われているがそれは間違い。
2人に2人。100人いれば100人ががんになっている(がん細胞は日々発生している)。
しかし人は本来治るようになっている。
それは自然治癒力があるから。
病気(がん)になるのはそれを邪魔するから。
その「邪魔」しているものは、食事に問題がある人もあれば、何らかの生活習慣かもしれないし、心の在り方かもしれない。
問題は人それぞれ異なるが、何かしら生き方を変える必要があることを病気が知らせている。
それに気づき、本来あるべき生き方に向かえば、治る力=自然治癒力により病気は姿を消していく。
「治る力は己の中にある」ことを知り、それを実現させる人たちが増える時代に、これからはなっていくでしょう。
このようなイベントの機会が増えて、このことが多くの人に届いてほしいですし、いつか伝える側になれたらと思った一日でした。
二日前のことです。
夜中に寝返りを打った時にめまいを感じました。
それから動くたびにクラクラしたり、天井がグルグル回ったり。
めまいは吐き気を伴い、じっとしていると症状は治まるのですが、上体を起こすとまたクラクラ、フワフワ……
結局その日は昼過ぎまで起き上がれず、ようやく起きて身支度をして、地元の耳鼻科を受診したら、
「良性発作性頭位めまい症」
と診断を受けました。
良性と付くように深刻な病気ではないのですが、頭を動かすと症状がでるので、顔を洗うのもひと苦労。
歯を磨くその振動でさえ、めまいと吐き気を催すのです。
症状を引き起こすメカニズムはシンプルで、耳の中の平衡感覚に関係する構造に耳石というものがあり、それが本来いるべき場所から三半規管に入り込んでしまうと、脳に誤った感覚情報が伝わってしまうということだそうです。
つまり体はまっすぐなのに、脳への情報は「前傾している」とか「横を向いている」など。
これは車酔いのメカニズムと同じらしく、本当にその気持ちの悪さは車酔いそのものです。
耳鼻科では症状を抑える薬を処方されたのですが、対処療法だそうで、自然に症状が治まるには2~3ヶ月ほどかかることが多いと説明を受けました。
冗談ではなく、何をしてもこのクマのような状態なので、何とかならないものかとネットで調べてみると、「Epley法(エプレイ法、エプリー法)」という、石を三半規管から移動させるやり方の動画を見つけたので試してみました。
石が道に迷いこんだのなら、その道を戻ればよいという理屈で、やっている間はすごーく辛いのですが、2回繰り返したらめまいが少し改善し、歯磨きしても気持ち悪くならないくらいまでに回復しました。
症状はまだ観察が必要ですが、耳鼻科のドクターが診察の時に面白い話をしてくれました。
この「良性発作性頭位めまい症」という病名が付けられた時は原因が耳石であることはわかっていなくて、良性で発作性の回転性めまいなので、そう名付けられたのだそうです。
その後、原因がわかったので、いまは「耳石症」などとも呼ばれているそうですが、
病名を変えてしまうと過去の文献との整合性がとれずに混乱するので、最初の名前のままにしているそうです。
へぇ~、病名にもいろいろと事情があるのですね。
そんな雑学に相変わらず関心しがちですが(笑)、今回のことで耳の構造とバランス感覚のことを少し知り、本当に生き物の体は精巧で神秘的で、それを知らなくても自分の体ってきちんと動いてくれているのだなぁと、つくづく思いました。
耳石、ご用心です。
【 後日談 】
Epley法でひどいめまいと吐き気は改善したものの、夜中寝返りのたびに目が覚めたり、日中も症状が残っていたので、後日信頼するボディートーク施術士にセッションをしてもらいました。
すると翌日にはめまいはスッキリ改善!
発症時の辛さを「10」とすると、Epley法で「10→4」に、その後ボディートークで「4→0.5」まで回復しました。
残り0.5は、時々「あれっ? ふらつくかな??」という感覚がわずかに残っているので、あとは治癒力にゆだねて様子をみようと思います。
セッションで明らかになったことなのですが、耳石の問題は私の意識から来ていました。
「やはり……」という感じですが、人間の意識がいかに体の症状に反映しているかがわかる、とても面白い症例です。
後日ブログにアップしたいと思います。
今日は私が開催のお手伝いをしている、ペット関連セミナーのご案内です。
『動物のためのボディートーク・アクセスセミナー』が、今年5月に開催されることになりました!!
二日間で「エネルギー療法ボディートーク」のエッセンスを抽出した、人と動物のためのテクニックを学ぶ講座です。
「えっ? エネルギーなんて、自分には無理!」と思っている方。
心配ご無用です。
この二日間で、人間とペットの自然治癒力を促すケアができるようになります。
一度身につけておくと、ずっと役に立つテクニックです。
特に、ケガなどのもしもの時の応急処置のテクニック「ファーストエイド」は覚えておくと心強いです。
【セミナーの内容】
〇生き物の自然治癒力とは
〇ボディートークについて
〇基本の五つのテクニック
・大脳皮質(脳のバランス)
・SBジャンクション(蝶形後頭骨底結合)
・水和(水分バランス)
・体化学(免疫システム)
・相互部位(全身へのアプローチ)
〇人と動物へのエネルギー的アプローチ
〇動物の変化の観察
〇応急処置「ファーストエイド」のテクニック習得
〇動物のデモンストレーション、その他
【ディプロマ(修了証)】
〇ボディートーク・アクセステクニシャン
〇アニマルボディートーク・アクセステクニシャン
※米国International BodyTalk Associationより2部発行されます
【開催詳細】
日程:2017年5月13日(土)・14日(日)
時間:9:00~18:00(両日とも)
場所:中央動物専門学校(JR田端駅より徒歩4分)
【受講料 および 募集人数】(消費税込)
〇新規受講 45名程度(ペット同伴:先着10名)
ペット同伴:あり 54,000円(49,680円)なし 48,600円(44,280円)
※( )内は4/13までに申し込み+入金完了の場合の早割料金
〇再受講 5名程度(ペット同伴不可)
IBA会員:13,500円 一般:29,160円
【講師】(日本語通訳付き)
Jacquie McIntyre(ジャッキーマッキンタイヤー)
【主催】
今回、ペット同伴セミナーなので、動物たちの変化をその場で見ることができるのも大きな魅力です。
私自身もずっと心待ちにしていたセミナーなので、開催が今から楽しみです。
ぜひご一緒しましょう!
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年明けいかがお過ごしでしょうか。
東京はあたたかいお正月となり、わんちゃんがお散歩する姿もよく見かけました。
わが家の新年は、近所に住む兄夫婦&甥姪たちと総勢8名でお正月のテーブルを囲むのが恒例になっています。
といってもお節料理は年々簡素になり、今では基本の数品を用意する程度で、今年のメインディッシュはついにコロッケとなりました。
煮物などが子どもたちにはあまり受けが良くないというのもあるのですが、母が作るコロッケが彼らの大好物で、晴れて今年のお正月の主役を飾ることになりました。
新春、成長した甥姪たちとの会話を楽しんだあとは読書三昧の静かなお正月となりなりました。
この休みに読みたかったのが、積読状態だった「アウト・オン・ア・リム(シャーリー・マクレーン著)」です。
30年前、輪廻転生や精霊、前世やカルマなど、アメリカの大女優が自身のキャリアを揺るがすやも知れぬ内容を綴ったこの本は、出版後すぐに世界中で大反響を巻き起こしたそうです。
日本では山川紘矢、亜希子夫妻の翻訳で出版されています。
今では精神世界の翻訳の第一人者となっている山川夫妻がはじめて手掛けた作品で、シャーリーと同様、山川夫妻にとっても人生の転機となった一冊です。
本書の中で「あなたは輪廻転生を信じる?」というやりとりが何度も出てきて、これはストーリーの鍵にもなっているのですが、輪廻転生という概念が、30年前のアメリカでどれだけ物議をかもしたかがこの会話から窺われます。
しかしもし私が30年前に読んでいたとして、そのような衝撃を受けただろうかと疑問に思いました。
むしろ、輪廻転生などのタブーを口にする意識や、議論する場面が不自然に目立ってしまい、逆に自分が東洋思想の中で育っているのだという背景的な違いを強く認識させられました。
これらを信じるか否かということではなく、仏教の教えや八百万の神、万物に神(霊)が宿るという思想が日本人に独特の宗教観をもたらしているのだということを、この本を読んで改めて気づかされたように思います。
シャーリーはこの続編「ダンシング・イン・ザ・ライト」も書いているので、そちらもぜひ読みたいと思います。
山川夫妻の翻訳する本もまた本質的な内容に触れたものばかりで、多くの気づきが得られます。
精神世界の本を読んだことがない人にとっては、難しそうに感じたり、中には怪しげに思う人もいるかもしれませんが決してそんなことはなく、「自分の人生って?」「真実の世界とは?」といったことに少しでも興味があれば、抵抗なく手にすることができるでしょう。
私は「聖なる予言」がきっかけとなり、「アルケミスト」「星の巡礼」と読み進めていきましたが、どれも物語自体が面白くて一気に読んでしまいました。
本は一冊読み終えると、そこから興味が広がって読みたい本がどんどん増えてしまいます。
今年は仕事関係の本に偏らずに、その時々ピンときたものを読んでいきたいと思っていますが、積読状態の本もまだまだあるので、その山を低くするのも今年の目標のひとつです。