最近グルテンフリーの生活をしている人は少なくないと思いますが、わたしも昨年の冬から、外食以外は玄米中心で、小麦の摂取を控えていました。
もともとパンが大好きなので、日々の食事から小麦をなくす決断をするのは容易ではありませんでしたが、グルテンフリーのメリットをいろんな方面から聞いていたので、体質改善のために試してみることにしました。
それから約8ヵ月。
体の反応は嗜好とは異なり、玄米メインの方が調子も良いように感じ、また意外にもパンを控えることにさほどストレスを感じなかったので、以来ほぼ小麦粉フリー生活を送っていました。
ところが、季節も関係するのか夏に入ると妙に小麦が恋しくなってしまいました。
それならばここは柔軟にと、ルールを守るストレスよりも楽しく食べることを優先して、久しぶりに朝食用のパンを焼きました。
粉はお初の栃木県産の強力粉「ゆめかおり」、酵母は粉末のパネトーネマザー、そして捏ねはホームベーカリーが担当します(笑)
捏ねまで終わったらホームベーカリーから取り出して、一斤型に収めてオーブンで焼き上げるだけなので、楽チン。
釜伸びや生地のキメなど、改良点は多々あるのでしょうけれど、自分用としては充分満足です。
さっそく翌日の朝食に。
ゆめかおりの味わいは、バターも乳製品も不使用の配合のためか、クセがなくあっさりとした印象です。
久しぶりのパン作りが楽しくて、それ以来ベーグルを焼いたり、ゴマパンを仕込んだりと、パン作りはこの夏の小さなブームとなっていました。
やれやれ、小麦控えめ生活にはいつ戻るのでしょうか。
もうじき9月。
季節が変わると体も欲しがるものが変わるので、体の変化や反応を見つつ、食が楽しくなるこれからの季節を楽しみたいと思います。
セッションルームにいらしたお客様が最初に目を留める所に、絵や置物などを置ける小さなスペースがあります。
以前その場所にはアロマテラピーのイメージに合わせて植物の絵を飾っていましたが、セッションルームの模様替えを考えていたので、まずは入り口のイメージチェンジから始めることにしました。
自分も好きなもので、お客様をお迎えするのにもふさわしいものは何かとあれこれ考え、自宅にいたお気に入りの象たちにセッションルームに引っ越しをしてもらうことにしました。
これから玄関でお客様をお迎えするのは2匹の象です。
大きい方の象は、アロマポットです。
この象をわが家に迎えたのはもう十年以上前ですが、象の表情や姿かたちが好みなだけでなく、上部の水と精油を入れる部分の、緑がかったブルーが大好きで、この色のものを見かけると思わず手に取るほどなので、これと出会った時は本当に嬉しくて小躍りしたのを覚えています。
本来の使い方は足元のプレートにキャンドルを置いて本体をかぶせますが、炎の明かりが透かしからゆらゆらと周囲を照らす様子が美しく、見ていてとても癒されます。
小さな象は今年わが家にやって来てくれました。
4月に穂高養生園を訪れたときに親しくなった方が訪ねてくださった時に、お土産にいただいたものです。
養生園での何気ない会話の中で、わたしが象が好きだと言ったことを覚えてくださっていたのです。
この象はインドに旅行に行ったときに買って帰ったものだそうですが、石がとてもやわらかく、持ち帰ったうちのいくつかは割れていたそうで、無事に日本に辿り着いた貴重なひとつを丁寧に緩衝材に包んでお持ちくださいました。
この小象、体の中にさらに小さな象がいるのです。
ちょうど目がこちらを向いていますが、全長4.5センチほどの、手のひらにすっぽり収まるミニサイズなので、セッションルームにいらした皆さまが中の小象を見つけたときの反応は、見ているこちらが嬉しくなります。
セッションルームの模様替えにはまだ時間がかかりそうですが、この夏から新たに大小2頭の象たちが、ウェルカムエレファントとして皆さまをお迎えしています。
お越しの際は是非目を留めてくださいね。
前回、京都でのことを投稿してから早やひと月。
すっかり時間が経ってしまいましたが、今日は京都番外編です。
無鄰菴のきれいに管理された中庭の芝に、とても可愛い花が咲いていました。
螺旋状に花をつけていてとてもチャーミングで、見つけて上機嫌になりました。
初めてみる花でしたが、ネジバナ、ネジクサなどと呼ばれる植物だそうです。
その構造がユニークでよくよく観察すると、空に向かって伸びる螺旋が右巻きと左巻きのものがあるのです。
亜種の違い? 雌雄に関係?
調べてみると、右巻きか左巻きかは染色体性の遺伝子によるらしく、中には螺旋状にならない直線型の変異体もあるのだそうです。
学名(属名)の「Spiranthes」が、「speira(螺旋)+ anthos(花)」を意味するギリシャ語に由来しているとのことで、和名のネジバナもその通りですね。
螺旋のことを調べていて、ふと、ツルを巻くアサガオはどうなのかしらと、こちらも気になり調べてみると、アサガオは全て右巻きなのだそうです。
同じ植物なのに、いろいろなのですね。
昔からどうでもよいことが気になってしまい、そうなるとそのままにしておけなくて、そんな性分は子どもの頃から変わっていません(笑)