テリントンTタッチには
ボディワークやグラウンドワークなど
様々な方法があります。
そのなかの「Tタッチ(タッチ)」は
テリントンTタッチの基本となるもので
名前の通り実際に動物の体に触れて行います。
体に触れて手を動かすので「マッサージ」と
思われることもあるのですが、
マッサージとは異なるものなのです。
マッサージの定義とは?
ネット辞書でいくつか調べたところ
共通するのはこのような説明でした。
『マッサージ(massage)とは、
主に手で皮膚や筋肉をさする、もむ、叩く
などして血液循環・リンパ循環をよくして
機能改善をはかる』
※ネット辞書の詳細にご興味ある方はページ下をご覧ください
一方、Tタッチの触れ方はとてもソフトで
手を置いた部分の皮膚を優しく動かすのが特徴です。
Tタッチの基本となるサークルタッチは
1周と1/4の円を時計回りに描きながら
皮膚を動かします。
この非習慣的な動きが皮膚のすぐ下を通る
神経系を介して情報が脳に伝わり
その結果、細胞が本来の機能を発揮
できるようになるのです。
タッチの効果は怪我や痛みなど身体的なもの
だけでなく、感情面の問題やトラウマの解放、
行動問題にも作用します。
また、タッチは短時間でも有効で
その情報はちゃんと脳に伝わります。
例えると、コインを貯金箱に入れる習慣が
いつか大きな貯金となるように
少しのタッチでも嬉しい変化をもたらすのです。
なのでぜひ、お手入れ時や馬房に立ち寄った際に
Tタッチを行う習慣を身につけていただきたいです。
タッチについてはまた改めてご紹介したいと思います。
【補足】マッサージとは?
Wikipedia
皮膚に求心的に施術することにより主に静脈系血液循環の改善やリンパ循環の改善を目的にした手技療法。
広辞苑
手または特殊な器械を用いて体を擦り、揉み、叩きなどして行う治療法。血行をよくし、疲労を去り、筋肉の機能を高め、緊張をほぐすのに効がある。美容のためにも行う。
デジタル大辞泉
主に手で、皮膚や筋肉をさすったり、もんだり、たたいたりして刺激を与え、新陳代謝をよくし、機能を回復させて治療を図ること。
weblio辞書
体の特定の部位に対して圧力を加えることで筋肉の緊張を和らげ、血行を良くするといった効果が期待できる。