一年以上腰フラが続いていたシロちゃん。
以前もBefore/Afterをアップしましたが
自分のバランスで立つのが難しく
裏掘りで脚を上げるのも容易ではなく
長いこと削蹄も出来ずにいたそうです。
昨年末からTタッチワークを続け
状態は少しずつ改善していましたが
ようやく、人が身体で支えながらですが
削蹄が出来たそうです。
しかし日々の裏掘りで
右後肢がなかなか上げづらく
やはり人が身体で支えながらの
作業をしているそうです。
ポニーと言えどやはり大型動物ですから
安全な方法ではないけれど致し方なく、
ということなのでしょう。
昨日Tタッチセッションに伺ったときに
試しにボディラップを巻いて裏掘りを
してみました。
するとシロちゃんは何のためらいもなく
右後肢をスッと上げてくれて
これにはまわりで見ていた
牧場の人たちがビックリでした!
Tタッチのボディラップとは
伸縮性のあるバンテージを
身体や特定の部位に巻いて用いる
Tタッチのツールです。
ラップはとても優しい圧で巻きます。
テープの力で弱い部分を補うのではなく
巻いた部分を意識させることで
身体をうまく使えるようにしたり
集中力を高めるサポートをします。
また、障害飛越や馬場馬術など
競技馬にはより望ましい
動きができるようにサポートしたり
痛みや緊張の軽減にも役立ちます。
ボディラップについては改めて
ご紹介したいと思いますが
牧場長さんによるとシロちゃんは
「この間は放牧場で襲歩していたよ」と!!
シロちゃんには毎回驚かされますが
馬が回復する可能性や治癒力は計り知れず
そのお手伝いができるツールがあるのは
何より嬉しいことと、馬たちの変化を
見るたびに思います。