先日新潟でテリントンTタッチのプラクティショナーコースが開催されました。
前回の山中湖開催に続き、2度目の参加です。
新潟駅からすぐの国際ペットワールド専門学校をお借りして、デビー・ポッツ先生とローレン・マッコール先生のもと、6日間みっちりTタッチの勉強をしてきました。
今回は専門学校にいる学校犬もワークに協力してくれました。
写真にも少し写っていますが、木材などを床に置いたり、迷路のように組まれたラビリンスを用いたリーディングは、上手に歩くことが目的ではありません。
目標物を利用してゆっくり歩いたり、止まってバランスをとったりすることで、動物たちは集中力が高まったり自信を付けたり……
一見単純そうなのですが、その効果はとても大きいのです。
Tタッチのグラウンドワークは、動物にコマンドを与えることも、力を使うこともありません。
呼吸を止めず、リードを柔らかく使いながら、自分の体の使い方や立ち位置を考え、体の中心から誘うように導きます。
このリーディングワークは短時間でも、犬の姿勢、足の運び、反応や体のバランスが違ってくるのがわかります。
Tタッチは人間が動物に施すものではなく、動物と一緒に行うものだと教わりますが、このワークも動物とうまく呼吸が合ったときはとても嬉しいものです。
今回は、市内にある動物ふれあいセンターでの実習もあり、同伴動物の他に、ヤギやヒツジ、そしてなんとアルパカにもタッチをすることができました。
ペットと異なり、触れられることに慣れていない動物に対しては、注意深く観察しながらお互いに安全を確認しつつ距離を図ります。
アルパカに触れるのは初めてでしたが、触れられることをあまり好まないと聞いていた彼らの反応は、三者三様ならぬ四者四様。
好奇心が強い子もいれば、気にはなるけど他の子の背後で様子をうかがうタイプ。
何してるの? といった感じでコミュニケーションをとってくる子etc.
その反応は面白いほどに異なり、それぞれの個性を垣間見ることが出来ました。
種を見るのではなく個を見る大切さをまさに再認識!
また一年後が楽しみです。
それにしても先生方のアプローチは本当に素晴らしく、すっかり見とれてしまいました。
今回も、素晴らしい先生方のもとで勉強できたことに、そして動物たちに感謝です。
コースで得たことをしっかり吸収して身につけられるように、次回開催まで練習と復習を頑張らねばです~(^^)