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⑥セカンド&サードオピニオン

       

※2015年から代替療法で乳がんと向き合ってきた私個人の記録です。

 


6)セカンド&サードオピニオン

 

診断を受けた、がん医療に重点を置く総合病院の他に、私立医大の乳腺外科でもセカンドオピニオンを受ました。

 

一方、代替療法でがんと向き合うという自分の考えが、現実的で前向きなものなのか、それとも三大療法から逃げるためのネガティブなものなのか、時々不安に思うこともあり、中立的な第三者の冷静な評価を受ける必要性を感じ、201512月下旬にイーハトーヴクリニックを受診しました。

 

 

イーハトーヴクリニックは、30年以上にわたり大学病院の臨床現場で消化器外科医をつとめた萩原優先生が、ホリスティックな視点からがん患者の診察を行っているクリニックです。

萩原先生は催眠療法の教育・普及も精力的に行われています。(クリニックHP

 

 

萩原先生のことは、ボディートーク施術士の知り合いからも受診を勧められて知っていたのですが、ある講演会でたまたまお会いして言葉を交わす機会に恵まれたこともあり、ご縁を感じてすぐに予約をいれました。

 

講演会でお会いした10日後のことでした。

 

 

診察では、私の現在の状況と取り組みの他、以前にもがんに罹り西洋医学による治療を受けたこともお伝えしました。先生からは、なぜ今回は代替療法を選択しようと思ったのか、その気持ちの変化について特に詳しく尋ねられました。

 

私は、「一度目のがん治療後の気持ちの変化」、「がんになった意味」、「自分が変わる必要性」、「西洋医学的な治療法への違和感」など、すべてを率直に伝えました。

 

 

先生は私の話にじっくり耳を傾けると、「多くの患者さんは、なぜ自分ががんになったんだという被害者的な気持ちになりがちだが、あなたはそうではない。

 

また、がんに対して非常にしっかりした考え方を持っていて、考えの大黒柱がある。

 

その大黒柱が自然治癒には大事」とおっしゃり、三か月ごとの検査を併用しながら代替療法で取り組むことを応援してくださり、「頑張ってください」と手を差し伸べて、力強く温かい握手をしてくださいました。

 

 

萩原先生が印象的なことをおっしゃっていました。

 

 

「がんは肉体だけの病気ではなく、こころの病であり、こころの持ち方がとても大事。ケリー・ターナーの9つの取り組みのうち、肉体的な取り組みは2つで(食事とサプリメント)、あとの7つはこころに関するもの」と。

 

 

がんという病気が肉体へのアプローチだけでは不十分であることを、30年以上のがん治療の経験から見出してきた深い考察には説得力があり、自分の考えが夢や願望ではなく、現実的なものであることを確信し、勇気をもらうことができました。

 

 

 

【記:201751日】