食材の宅配を利用しているのですが、半月ほど前、日本の在来種の葉野菜があったので注文してみました。
何が届くかは当日のお楽しみで、2ヶ所の生産地から届いたものは、石岡たかなと、山形の茎立菜でした。
石岡たかなはさっと茹でてから油揚げと炒め物に。
山形の茎立菜は、雪国の春を告げる菜っ葉だそうです。
置賜地方に伝わる茎立菜のふすべ漬けという郷土料理の作り方が紹介されていたので、真似て作ってみました。
どちらも心地よい苦みがあって、美味しかったです。
そういえば、最近の野菜は本当に甘くて食べやすくなりましたね。
私が子供の頃は、野菜は人参もピーマンもトマトほうれん草も、もっと土っぽくて、クセがあって食べにくいものでした。
苦みが苦手ではなかった私は、「ゆかりちゃんはピーマンの塩炒めを食べられるんだね。えらいね!」と周囲の大人が褒めてくれて、それがちょっと自慢でした。
最近は葉野菜もえぐみを感じることは少なくなりましたが、本来春先は、冬の間にたまった余分な毒素をデトックスできるように、春野菜はえぐみを持っているのが自然の形なのですよね。
タラの芽、ふきのとう、菜の花、たけのこ……
春の野菜はどれも独特のえぐみがあるものばかりで、本当に自然のサイクルはよくできているのですね。
今夜は、玄米たけのこご飯と春キャベツの味噌汁と、新タマネギのマリネの献立です。
今日も春の旬をいただきます。
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