初夏らしい日が増えて、外で過ごすのが気持ちのよい季節となりましたね。
ドルチェとよく行くスタバ吉祥寺東急店はテラス席が30席以上あるので犬連れにはありがたいのですが、それでも最近は空席待ちをするほどになりました。
ではでは、穂高養生園の続きです。(前回はこちら)
養生園にはゲスト専用のカフェ、「木と人カフェ」があり、養生園スタッフが美味しいお菓子を作って迎えてくれます。
カフェの2階には広いホールがあり、本を読んだりヨガをしたりと、思い思いに過ごすことができます。
里の家からは徒歩20分程の森エリアにあり、舗装道路も整っているので車で行くこともできますが、わたしは山の中を抜けて行く裏道が気に入り、ハイキング気分を楽しみながらカフェと里の家を行き来していました。
このあたりはいろいろな野生動物が棲息するエリアでもあるので実際にその姿を見かけたり、痕跡を見ることができます。
クマも棲息しているので歩く時は熊鈴必携です。
一番よく出会ったのはサルで、右の写真は、木と人カフェの前にある陽当たりの良い岩の上で2匹がグルーミングをしていたところを撮ったものです。
ポカポカと気持ちいい場所を良く知っているのですね。
サルは森の中だけでなく里の家の周辺にも現れます。
作物被害に悩む農家の話を良く聞きますが、このあたりのサルも山から下りて来ては、食べ物を熱心に口に運んでいました。
山道を歩いていると様々な動物の糞も見かけます。
わたしはそれが何の動物のものかはわかりませんが、養生園の方は形状などから、「これは〇〇の糞」などと教えてくれるので、この山の豊かな生態系を想像することができます。
今回一番感動したのは、ニホンカモシカと出会えたことです。
山道での思いがけぬ至近距離での遭遇でした。
ニホンカモシカはウシ科の動物だとスタッフの方から聞いていましたが、ふたつに分かれた蹄から、ウシと同じ偶蹄目の動物であることが見てとれます。
動きもウシのようにゆったりで、実際に山で会ったニホンカモシカも人間の出現に急いで逃げる様子もなく、かなり長い間立ち止まってこちらをじっと見つめていました。
立ち去る時も、振り返りざまにこちらを見ながらゆっくり歩いていきましたが、後日調べたら、ニホンカモシカは好奇心が強い生き物だそうで、自分の縄張りに入ってきた人間の様子をうかがっていたのかもしれません。
特別天然記念物のニホンカモシカを間近で見られたことに感動し、またいつか会えますようにと心の中で願いながら、後姿を見送りました。
また養生園を訪れる楽しみが増えました。
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