先日のことになりますが演奏会に出かけました。
C.P.E.バッハ生誕300年を記念する会で、白尾隆さんのフルートと、ビオラ、チェンバロによる四重奏です。
演奏会場は西新宿にあるムラマツフルートのホールです。
フルートを吹く方ならご存知の、国内でフルート製作を行っているムラマツフルートの新宿店で、ここのレッスンセンターがわたしのフルート人生(というほど大げさではありませんが)のスタート地です。
2階のショップにはフルートに関するありとあらゆる譜面が扱われていて、見ているだけでも楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
白尾さんのC.P.E.バッハに話を戻しましょう。
今回のプログラムはエマヌエルの晩年の頃の曲です。
中でも最晩年、1788年に書かれた最後の三曲の四重奏、Wq.93、94、95は白尾さんご自身も最近まで存在を知らなかったそうで、もちろんわたしも初めてでした。
繊細で美しくのびやかで、音が踊るようにキラキラして、そしてとても懐かしくて……
最晩年ってこんな曲が書けちゃうんだぁ、と思わずため息がでるほど魅力的な曲でした。
帰ってからネットで調べたら輸入盤ですがCDに収録されていました。
ピリオド楽器のものとモダン楽器のものがあるようです。今回の演奏はモダンフルートでしたが、どちらも気になります。
今年初の演奏会でしたが一年の初めに素晴らしい機会に恵まれて、今年も素敵な音楽と巡りあえそうな予感を抱かせてくれました。
C.P.E.バッハに感謝。
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