夕方時間ができたので立野公園を散歩しました。
いつもロングリードで気ままに駆け回る芝生の広場は野球やサッカーを楽しむ子どもたちでにぎわっていたので、今日はあまり人のいない裏手の木々があるエリアを散策しました。
木はずいぶん落葉し、枯れ葉が地面を覆ってドルチェが歩くたびにカサカサ音をたてます。
クンクンクンクン、クンクンクンクン……
魅力的なニオイがするのか、ずっと地面の臭いを嗅いでいます。
ちょうど先日、トリュフを探すイタリアの犬のことをテレビ番組で放映されていたのを思い出し、「白トリュフを見つけたらご褒美は松坂牛ね」などと冗談を言いながら、自然の香りを存分に楽しむドルチェを見ていましたが、イタリアのトリュフ犬たちは、小さなころから飼い主さんと時間をかけて信頼関係を築き、やがて立派なトリュフ犬に育つのだと紹介されていました。
ドルチェが生後8週齢の時からお世話になっているしつけの先生に言われたことで、今も印象に残っている言葉があります。
『わんちゃんをたくさん褒めてあげてください。褒めてあげられるようなシチュエーションを飼い主さんが作ってあげてください』
現在ペットとして飼われている犬の多くが、作出目的をもった種類が多く、特に西洋犬種は使役犬であることも多いでしょう。
飼い主さんの指示で仕事(行動)をして飼い主さんに褒められることを喜びとする犬たち。
それは使役犬種に限らず、どの犬にも共通するものではないかと思います。
人間も、頑張ってやった仕事を上司に褒められればまた頑張ろうと思うように、わんちゃんも飼い主さんに褒めてもらうことが何よりのご褒美なのだと思います。
わたしたち飼い主はみな、愛犬を可愛がっているとは思いますが、「いい子だね、よく頑張ったね」という「褒める」言葉を口にする機会は案外多くないのかもしれません。
幸い幼児期に褒める大切さを教えていただいた我が家は、ドルチェがなにか新しいことを覚えると、「すごいね~」「天才だね~」などと、とてもよそ様には聞かせられないような、いわゆる親バカな言葉で褒めちぎっています(苦笑)
トイレシートで用を足したあとは今でも必ず「えらいね~、上手にできたね~」と褒めるので、トイレの後はいつも嬉しそうに寄ってきます(笑)
そんなわたしも散歩の時はなんとなく慣れが出てしまい、新鮮な気持ちでドルチェと向き合うことをおざなりにしてしまいがちでしたが、今日はしつけの先生のそんな言葉を思い出し、ドルチェとアイコンタクトをとりながら、「いい子だね! 上手だね!」と発するわたしの言葉を、先日9歳になった大人のドルチェもまんざらではない様子で受け止めていたようです。
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