皮膚疾患とシャンプー療法(1)

 

 

犬の皮膚疾患とシャンプー療法に関するセミナーに参加しました。

アトピーや膿皮症、脂漏症など、わんちゃんの皮膚トラブルでお悩みの方は少なくないと思いますが、動物病院の来院理由でも皮膚疾患はトップと聞きます。
その理由のひとつに、再発を繰り返して完治が難しいということが上げられるようです。

また、冷涼で乾燥した地域で産出された洋犬は、高温多湿の日本では皮膚トラブルを起こしやすく、諸外国と比較しても皮膚疾患を抱える犬の頭数は日本が圧倒的に多いという話も出ました。

ちなみに来院理由の第3位は外耳炎で、こちらも皮膚疾患の仲間ですが、講師の先生も外耳炎を含む皮膚疾患で大切なのが、ホームケアだとおっしゃっていました。


アロマアンサンブルに来てくださるわんちゃんたちの中でも外耳炎や皮膚疾患でお悩みの子が大勢います。
犬は痛みに強いと言いますが(「強い」のであって「平気」なわけではないですが)、痒みには弱いと言われています。
言葉で辛さを伝えられない子たちが皮膚や耳を痒がって掻いている様子を見るのは、当のわんちゃんも辛いですが痒さをどうにかしてやれない飼い主さんもつらいものです。

皮膚疾患のケアについてご相談いただいた時にはその子の肌質にあったシャンプー(手作り石鹸や薬用シャンプー等)と、その後のメディカルアロマケアをお勧めしています。
上手にケアしてあげると随分と症状が改善してくれるのですが、しかし、もともと皮膚トラブルを起こしやすい体質なので、ケアを怠ってしまうと症状が再発してしまいます。
とくにアトピーの子などは、一生上手に付き合っていかなくてはならないので、強い薬を使い続けないためにも飼い主さんによるケアが必須となります。


わたしは愛犬が膿皮症になったのをきっかけに犬用の石鹸を作り始めたのですが、シャンプー選びでとても参考になる話がセミナーで出たのでご紹介します。

〇一種類のシャンプーで体全体を洗うのではなく使い分けも必要

〇皮膚疾患のある子にずっと使い続けられるシャンプーはない


見落としがちなことですが、トラブルのある子には本当に大切なことだと思います。
とても大事なことなので詳しくお伝えしたいと思いますので、また後日続きをアップします。